企業において1年に1度健診を実施することは決められた義務の1つです。しかし健診を手配したり、実施したりするだけでは従業員の健康管理をしっかりと行えているとはいえません。健診を受けることも大切ですが、健診後のフォローを行うことで、従業員の健康を守れるかどうかが変わってくるのです。実は健診を受けている従業員の中には健診結果をあまり見ていない人も多いです。健診結果に異常がない場合は問題がありませんが、健診結果に再検査が必要であったりする場合や、注意が必要であったりする項目がある場合に、健診結果をみていなかったり、見ていたとしても忙しいからと後回しにしてしまったり、放置してしまうと、健診を受けたこと自体が無駄になってしまうといえるのです。このような問題に対しては受診勧奨を実施することが非常に重要であるといえるのです。

健診後に発行すべき受診勧奨とは

従業員が健診を受けた後に、検査結果で再検査が必要と判断された場合や、注意が必要であると判断された場合、企業側は受診勧奨を通知することがおすすめです。受診勧奨とは健診結果に異常があった従業員に対して文章によって医療機関を再度受診することを促すものです。再検査の項目や再検査後の結果などを記入する欄を作成し、通知します。検査結果に異常があった場合、従業員の健康を管理する企業側からすれば、当然ながらいち早く再度受診を促したいと考える場合も多いですが、健康に関することでデリケートであるため実際に声かけをすることが難しい場合や、何度か声かけをしていると、これ以上声掛けをすることが難しい場合に有効的であるといえます。また受診勧奨は通知すれば終わりというわけではなく、再受診した場合の検査結果の聞き取りなど個別で行うことも他大切です。

健診後の受診勧奨がもたらす効果とは

健診の結果に異常があった従業員に対して、受診勧奨を通知することで、その後の再検査を受ける確率を上げることができる効果があります。健診結果がよくない場合でもわざわざ再検査を受けに行くことが面倒だと感じる人が多く、なかなか再検査を受けないという人も多いです。しかし受診勧奨は口頭で再検査を促すよりも、文章で受け取るとこより本人の危機感が芽生え生まれることが多く、再検査を受けなければならないという考えを芽生えさせることができるのです。またこうして実際に再度検査を受けた場合に病気を早期で発見できるという効果もあります。病気があった場合の早期発見というのは生命さえも左右する可能性もあるのです。完治が難しい病気でも早期発見することができれば比較的早い段階で治すことができる病気も多いため、社員の健康を守るためには健診後に受診勧奨を通知することがおすすめです。